C1-15



窒素冷却超電導発電機のセルフポンピングに関する検討
京都大学
@星野勉, 西條慎, 斎藤政宏, 下田智一, 吉原孝明, 小西武史, 牟田一彌



 Super-GMに代表される我が国の超電導発電機の冷却は、液体ヘリウム注入による。回転体に対する液体ヘリウムの供給は、セルフポンピング効果によって容易に達成できることが明らかとなっている。昨今酸化物超電導線を用いて、界磁巻線を構成する試みがされている。しかし、液体窒素冷却に関する検討は公表されていない。そこで、簡単な回転モデルを設定し、セルフポンピング効果が利用できるか検討した。<P>その結果の詳細については、講演の際に述べるが、ヘリウムに比べて質量の大きい窒素では、セルフポンピング効果は得にくいが、条件によっては、内部の圧力が減少することが確認された。その概要を報告する。


ヘリウムのセルフポンピング効果