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超電導高温磁気フィルターのインプラント試験
(株)東芝,北陸電力(株)A
@岡田秀彦,田村仁郎,竹澤伸久,福島公親,長岡栄一A



 北陸電力七尾大田火力発電所で行った、超電導マグネットを用いた磁気フィルターの試験の結果を報告する。火力発電所ボイラー給水系に発生する鉄錆(マグネタイト粒子)はポンプに付着して効率を下げるため、除去する必要があるが、給水系では、約200℃と条件が厳しいため、通常のフィルターを使う事が難しい。我々は超電導マグネットを用いた磁気フィルターを開発し、それを給水系でも比較的酸化鉄濃度が高い、高圧ヒータードレイン系に設置し、試験を行った。その結果、マグネタイトに対して約90%の除去率が得られた。また、約1ヶ月間の長期連続使用に対してもフィルターの破損等はなく、全期間で有効に作用した。