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Ag/Bi2223テープ材におけるBi2212/Bi2223相変換機構
京都大学 工学研究科 材料工学教室
@長村光造, 堀田崇, 武田直樹



 Ag/Bi2223テープ材の作製方法では一般に2212相を主相として含む前駆体をより高温で焼成することによりBi2223相に相変換させることが行われている。その機構については2223相の核形成・成長、2212相中のインターグロース、2223相のエピタキシャル成長のほぼ3通りの説が提唱されている。  本報告では相変換機構を説明する基礎となる状態図を提案し、液相の関与の重要性を指摘し、実験結果をもとに上記の説を検証し、2223相の核形成・成長説の妥当性を明かにする。