A3-10



偏流現象の実験的考察
成蹊大学,核融合科学研究所A,東京工業大学B
@高井一郎,二ノ宮晃,石郷岡猛,山口作太郎A,嶋田隆一B



 一般的に、超電導撚り線導体の偏流現象は、インダクタンスのばらつきによって生ずると言われている。しかしながら、このばらつきが撚り線導体構成およびコイル形状の何が原因となって生ずるかは明確ではない。そこで、著者らは、この点に注目して、インダクタンス分布のばらつき原因について、実験的な検討を行ってきている。  今回は、撚りピッチ、撚り方向の異なる2次撚り線導体(9本撚り線3x3)を用いて、検討し、インダクタンスのばらつき原因について検討した結果について述べる。