A1-21



LHD冷却時における電磁力支持構造物の機械的挙動
核融合科学研究所
@田村 仁,西村 新,今川信作,前川龍司,三戸利行,岩本晃史,佐藤 隆,佐藤定男,本島 修,LHDグループ



 大型ヘリカル装置は、NbTiによる超伝導コイルを使用しており。コイルとその支持構造物は液体ヘリウム温度まで冷却される。これら極低温構造物の直径は約13mであり、常温から液体ヘリウム温度に至るまでに、0.3%の熱収縮が生じる。冷却はいくつかのパスにわけて冷媒を構造物に供給するため、冷却過程での構造物表面での熱変形は一様ではなく、収縮量の差による機械的応力が発生する。本報告では、LHDの実際の冷却時における構造物の機械的挙動について、冷却配管の温度勾配と物性値の温度依存性を考慮した解析と実際に構造物に取り付けた歪ゲージから得られたデータを元に評価する。