A1-20



LHD励磁時における電磁力支持構造物の変形挙動
核融合科学研究所
@西村 新,田村 仁,今川信作,三戸利行,佐藤 隆,佐藤定男,本島 修,LHDグループ



 大型ヘリカル装置が完成し、第1回目の冷却・励磁およびプラズマ実験が実 施された。本報告では、大型ヘリカル装置に貼付した歪ゲージの測定方法、測定結果についてのべる。励磁では、磁気軸で1.5Tまで通電された。この時の電磁力支持構造物の内側赤道および外側赤道での垂直方向(ポロイダル方向)の予想応力は、内側赤道で約3MPa、外側赤道で約10MPaであるが、測定値は若干大きいものほぼ同程度の値となった。 励磁、減磁の際には電磁力支持構造物に渦電流が流れ、そのために電磁力支持構造物の温度が上昇した。この温度上昇による見かけ歪が測定され、温度上昇時の歪の修正方法を検討した。