概要
E2-6
現在、交流用線材に用いられるNb-Ti合金はB
c2
の高い46.5wt%Ti 合金である。交流用Nb-Ti線としての組成を最適化するため、25wt%Ti合金の単芯線を 加工し、その組織と超伝導特性を調べた。 Nb-46.5%Ti合金では、Cuマトリックスとの反応で金属間化合物が生成するが、 Nb-25%Ti合金では殆ど生成されず、超極細芯への加工に有利である。25%Ti合金のT
c
は46.5%Ti合金より0.8K高く、B
c2
(4.2K)は8.8Tであった。