概要
B2-4
高磁界用マグネット製作を目的として、急熱急冷法によるNb3Al線材の 開発を行っている。前回、本製法のNb3Al線材を使用して小コイルを製作し、 21Tのバックアップ磁場中、2.0Kにおいて、0.68Tの発生磁界を記録し、本線材 を使用した超電導マグネット製作の可能性が高いことを確認した。そこで、実 用化への次のステップとして線材大電流容量化の検討を実施した。 今回、線材大電流容量化のために、線材の太径化を行った。この、従来の24 A at 20T,4.2Kに比較して、164A at 20T,4.2Kの高い臨界電流値が得られた。