概要
E2-3
分路リアクトルや変圧器などの電力機器に適用できる数kA級の交流用Nb-Ti導体の開発を進めている。これまでに素線断面内のCu比の増加が導体の安定性を高め、導体Iqの向上に寄与することを理論的・実験的に明らかにしてきた。本報告では、さらに素線断面中の安定化Cuの配置およびその割合を変えた素線を試作し、これら試作素線を用いた撚線導体を作製し、特性試験を実施した結果について報告する。