概要
C1-4
全超電導発電機の電機子巻線には、交流10kA級大容量導体が必要とされている。このような大容量導体には、核融合用大型導体として開発が進められているCIC(Cable inconduit)導体として使用されるのが一般的である。商用周波数での交流応用では、金属製のコンジット材料は、過大な渦電流が発生するため採用できない。そこで、コンジット材料として非金属材料が要求される。我々は、コンジット材料としてFRPを選択し、その実現可能性を探るため導体の試作、検討行っている。今回はFRPコンジットの気密特性と浸漬冷却でのCIC導体交流通電特性について報告する。