概要
C2-3
これまでの報告で、Bi-2223テープにシース材として微量元素を添加したAg-Cu合金を用いることで、Jcが向上することを見いだしてきた。今回、中間加工の条件を変えたときの組織、超電導特性の変化について試験し、その結果について報告する。 Bi-2223超電導テープは通常のパウダー・イン・チューブ法により作製した。Bi2.0Pb0.4Sr2.0Ca2.2Cu2.4OXなる組成の超電導仮焼粉末を用意し、Hfを微量添加したAg-Cu合金パイプに充填した。その後、φ1.0mmまで伸線し、厚さ0.18mmまで圧延を施しテープとした。熱処理温度は827℃であり、時間は1回目は100hr、2回目以降は50hrであり合計200hr行った。中間加工には、銅箔(厚さ20μm)にBi-2223テープを挟んでプレスあるいは圧延を施し、銅箔の影響を調べた。詳細については発表当日報告する。