強磁場酸化物超電導マグネットの設計I(電磁応力解析)

 酸化物超伝導体は金属系超伝導体にくらべ高い上部臨界磁界を有することから、強磁場発生マグネットなどの応用が考えられる。強磁場発生マグネットは強大な電磁力がかかるためその電磁力対策が不可欠である。我々は対電磁力構造としてAg シース線材と補強テープ材の合わせ巻きという構造を採用している。今回、このような構造を持つマグネットに働く電磁応力分布の解析を行ったので報告する。