交流電流が流れている超電導マグネットがクエンチした場合における常電導相の伝播速度について、計算結果と実験結果を比較して検討をおこなった。実験は50、60Hz用に開発された小型超電導マグネットに50Hzの交流電流をながし、クエンチが生ずるまで一定の上昇速度で電流値を大きくしていった。クエンチが生じたときの電圧の変化から常電導相の伝播速度を求めた。