高磁場(〜6T)で懸濁液中のマグネタイトの分離を目的としたとした大勾配磁気分離の実験と解析の結果を報告する。粒子軌跡モデルを用いてマグネタイトの磁気分離の解析を種々の条件で行ない、実験と比較し、よい一致を見た。実験はマグネタイトを純水に混ぜて濃度を変えた試料を磁気分離の模擬実験装置に流して行ない、捕獲率はフィルター前後の濃度変化を測って得た。磁場を強くすると捕獲率が上がり、また高磁場では磁気力が強くなった影響で流速を上げても捕獲率の減少が少ない事が分かった。