発電タービンにより駆動される低温ヘリウムターボ圧縮機(軸系回転試験)
Super-GMの改良型冷凍システムでは高信頼性化に加えて、高効率化、省スペース化を目指した新しい冷凍システムの開発を実施している。本システムでは液体窒素冷却の代わりにヘリウムによるブレイトンサイクルを用いており、タービン駆動の80Kターボ圧縮機がキーコンポーネントとなっている。本圧縮機はガス軸受支持の12万rpmという高速回転であり、軸系の回転安定性を確認しておくことが必要である。本報では本機のデザインと軸系回転試験について報告する。