国際協力によって進められるCERN-LHC計画(高エネルギー・超伝導加速器計画)の中で、高エネルギー研では1987年以来10テスラ級ダイポールマグネットの基礎開発を分担してきた。これまでに、1m級ショートモデルマグネットの開発を重ね、10テスラ級ダイポールマグネットにおいて、超流動超流動ヘリウム冷却第一回の励磁で94%のロードライン比に迫る励磁性能を達成した。今回はこれまでの開発の経過および成果をまとめ報告する。