CSモデル・コイルの製作(2)−導体の圧力損失−

 ITER CSモデル・コイルの製作が現在進められている。本コイルは、強制冷却式の18層の2条巻きのレイヤー構造であり、日本は外側の8層分のコイル製作を担当する。本コイルに使用する導体は、低圧力損失と高冷却性能を目的とした中心チャンネルを持つ。このような導体の圧力損失特性として、室温窒素を用いた、管摩擦係数の評価を行った。講演では、窒素試験の結果と1/5に縮小した導体の4Kヘリウムでの圧力損失特性とを比較した結果を紹介する。