溶融法で作製したYBaCuO平板とBi2223平板の垂直磁場中での磁気シールド特性を77Kで測定した結果を報告する。高臨界電流密度の超電導体は、磁束のピン止めにより比較的高い磁場まで遮へいすることが報告されており、その応用が期待されている。YBaCuO平板は5〜10wt%の銀を添加して、一軸温度勾配法により作製した。一方、焼結法により作製したBi2223平板は、77Kで104A/cm2以上の臨界電流密度を持つ。磁気シールド特性は、ホール素子を用いて試料表面の磁束密度分布を測定・評価した。