原研は、核融合炉への応用を目的とした大電流の高温超伝導(HTS)電流リードの開発を進めているが、今回は10kA級の電流リードを開発し、実験を行った。HTSリード部は銀シースBi2223を円筒型に配置した構造で自己冷却型、銅リード部は65Kヘリウムガス冷凍型である。実験結果としては、電流値として最大14.5kA通電し、低温端への熱侵入量は1.8Wであった。