液体窒素循環方式の高温超電導ケーブルの冷却区間長は、実用的なものでなければならない。液体窒素は摩擦係数が低いため、液体窒素循環方式の設計は非常に困難なものである。実スケールのケーブル管路における液体窒素の圧力損失を調査する目的で、直管とコルゲート管について調査した結果、コルゲート管のレイノルズ数に対する摩擦係数は設計値よりも大きいことがわかった。そこで、その結果を高温超電導ケーブルの設計に適用することにした。