ITER CS導体の製造進捗

Progress of ITER Central Solenoid Conductor Manufacture


諏訪 友音, 高橋 良和, 押切 雅幸, 堤 史明, 三木 孝史, 礒野 高明, 布谷 嘉彦 (量子機構)


Abstract:量研機構は、ITERの調達分担に基づき、中心ソレノイド(CS)用導体の製作を行っている。CS導体は矩形のジャケットを用いたケーブルインコンジット導体(CICC)であり、撚線にはブロンズ法と内部拡散法のNb3Sn素線が用いられる。CS導体調達では、613 mと918 m導体をそれぞれ7本、42本の合計49本製作することとなっている。CS導体の製作は、2017年3月までに84%が完了している。これまでに、スイスにある実規模導体試験装置(SULTAN)を用いて実機CS導体の試験も行っており、繰り返し通電に対して性能が劣化しないことが確認されている。本公演では、実機導体の試験結果と導体の製作進捗を報告する。