高圧ガス保安法の見直しに向けた環境・安全委員会活動報告

Report on the activities of the Environment and Safety Committee to review the regulations of the High Pressure Gas Safety Act


池内 正充 (前川); 神谷 祥二 (川崎重工); 中内 正彦 (鉄道総研); 白井 康之 (京大); 林 和彦 (住友電工); 宮崎 淳 (岩谷産業); 伊藤 聡 (JASTEC); 新郷 正志 (川崎重工); 野口 隆志 (NIMS)


Abstract:環境・安全委員会は,2011年に学会発足と同時に従来の安全性検討委員会を改組して誕生し,これまで高圧ガス保安法の見直しに向けて活動を行ってきた.
2014年には経済産業省商務流通保安グループ高圧ガス保安室を訪問し,高圧ガス保安法,特に冷凍則の見直しに関し意見を伺った.その際,ヘリウムが冷凍則の不活性ガスに掲名された検討経緯が明らかであれば同様の進め方で検討を行っていけるとのことで,その調査を行うこととした.
これまで調査を行ってきたが資料が乏しく最終結論を出すに至っていない.しかし調査の過程でいくつかの資料も明らかとなった.それらの資料の散逸を防ぎ今後の当委員会の活動に資する観点から今までの調査結果を報告する.
また上記活動の一環として本学会は今年より日本学術会議主催の安全工学シンポジウムに共催として参加し,本学会の安全活動についてパネルディスカッション等を通じ情報発信及び情報収集を行ったのでその概要を紹介する.