ITER TFコイル構造物 サブ・アッセンブリの製作進捗

Manufacturing progress of Sub-assemblies for ITER TF Coil Structure


櫻井 武尊, 井口 将秀, 尾関 秀将, 藤原 英弘, 堤 史明, 猪野 昌信, HONG Yunseok, 高野 克敏, 栗田 智久, 中平 昌隆, 小泉 徳潔 (量研機構)


Abstract:量研機構はITER計画においてTFコイルの調達を担当している。TFコイル構造物本体はD型形状の超伝導巻線を格納する高さ16.5m、幅9m、重量200トンの超大型で複雑な構造物である。量研機構ではこれまで実機大のTFコイル構造物の試作を実施し、製造計画を確立してきた。その計画に基づき、2014年4月から実機TFコイル構造物製作を進めている。2017年7月にはTFコイル初号機向け、同9月には二号機向けインボードがそれぞれ完成した。本稿ではその初号機及び二号機向けインボード製作をはじめとしたTFコイル構造物製作の進捗について報告する。