Superconducting properties of ex situ processed tapes using refined MgB2-xCx powders
藤井 宏樹, 小澤 清, 北口 仁 (NIMS)
Abstract:ex situ法線材に用いる充填粉の精製を行った。自作MgB1.95C0.05粉中には、不純物としてMgOが存在していたが、その量は10-20%であった。そこで、Mgを過剰にした組成Mg1.2B1.95C0.05で充填粉を作製し、MgOを酸性溶液で溶解除去した。XRDでこの精製粉の生成相を確認すると、試料はMg(B,C)2単相であった。こうして得られた充填粉を用いて線材試料を作製すると、4.2K、10TでのJc値は8kA/cm2に達した。また、この精製粉にMgを添加したものを充填粉とすると、Jc特性は劣化した。