高圧ガス保安法に関する市町村への権限移譲に伴う大学での対応について

Correspondence of our university to authority delegation of High Pressure Gas Safety Act to mayors


百瀬 英毅 (阪大)


Abstract:現在、大阪府において「大阪発“地方分権改革”ビジョン」に基づき知事が有する法的権限について府下の各市町村長へ移譲する作業が進められている。この中で、低温との関わりが大きい高圧ガス保安法は、液化石油ガス法、火薬類取締法と合わせて保安3法と呼ばれ、一括して市町村へ権限移譲が進められ、実務は消防本部が担当することになった。そこで、これらの変化に伴い本学(大阪大学)における対応、特に2市にまたがる吹田キャンパスにおける法的対応について説明し、現行法令の問題点、権限移譲に伴い発生する問題点等を取り上げて議論を行う。